パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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獣医師の倫理観

 今日も2つの農場に行ってきました。今日はとても暑くたいへんでした。
 県外から派遣された4名の獣医師の方と処分作業に当たりました。  ある1名の獣医師の方の行動が
私から見ると     少し倫理観にかける       ように感じました。
おもわず大声を出してしまいました。場の雰囲気を乱してしまいました、作業も中断しました、私自身の気分も悪くなりました、相手もきまずくなったと思います。
いつも以上に悲しい気分になってしまいました。
 後でこの方と話をしました。私たちは「牛という生き物を扱っていること」、さらには「命を絶っていること」を再確認しました。その上で、十分な専門知識とその倫理観を持っている獣医師だから許される行為であるということを納得していただきました。
せっかく県外から応援に来ていただいているのに大声出してごめんなさい。
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by pathovets | 2010-05-30 21:29 | 口蹄疫 | Comments(8)
Commented by さすらいの公儀介錯人 at 2010-05-31 07:12 x
おはようございます、毎日お疲れ様です
差し支えなければ、どんな倫理観的行動している様に見られたのでしょうか?
詳細をお教え願えませんか?
Commented by ペンペン at 2010-05-31 15:43 x
初めまして。獣医師も動物の命を生命を握っているという意識を持ってほしいです。命を助ける力もあれば命を奪う力もある。医師という力はある意味神様仏様と同じ権力を与えられているのでその力を使う時は慎重に考えて使ってほしい。今回の件ではそんな事を考えている余裕はないと思うけど。頑張ってください
Commented by 悩む人(mixi) at 2010-05-31 15:48 x
はじめまして。mixiでは悩む人と名乗っております。(mixiからとんでまいりました。)
全く異なる分野に属する人間なので、どのような状況なのか、想像しかできませんが、倫理観は大事だと思います。
例え、手伝いに来てくれている人間でも、「どのような立場で、これから何をしようとしているのか。」を意識しなければならないのが、プロ(その道の専門家)で、周りの人のことまで考えた行動が出来るのが、大人だと考えています。
なので、大声を出して、雰囲気を変え、作業を中断させてしまっても、主さまの行動は正しいと思います。

私に想像できるような大変さではないと思いますが、頑張ってください。応援しています。
Commented at 2010-06-01 00:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pathovets at 2010-06-01 13:34
皆さん、どうもありがとうございます。
倫理観にかける行動、気になってしまったかもしれないですね。
現場の作業は、ある種機械作業だと思ってやらないとできない部分もあります。
県外から突然異様な場所に放り込まれた方にとっては、とても相手を動物と思ってすることのできない仕事かもしれませんね。
ただし、安落殺処置を施す以上、動物に無用の恐怖や苦しみを与えないことは、絶対間違ってはならないルールです。
夫を怒らせた方は、動物の扱い方がぞんざいだったのではないでしょうか。小さな子牛の処置だったと聞いています。
作業を急げと言われるし、行為自体とてもつらい作業であるし。
それでも温かい、命ある動物として向き合わないといけませんね。
(クミコ記)
Commented by hanaruu at 2010-06-01 19:40 x
こんばんわ。
辛い現場ですね。
だけど、怒ってくださった先生に、ありがとう、と言いたいです。
命ある、同じ、生き物なんですよね。
Commented by 玄海育ち at 2010-06-02 02:02 x
 元看護婦です。命の火が消えそうな患者さんや意識のない患者さん程ぞんざいに扱ってはいけないと先輩上司に厳しく教わりました。 患者さんが厳しい状態の時にこそ優しく強くなければならないとも教わりました。 簡単な事ではありませんが、人、動物も同じ生き物です。 根っこは同じです。 
 その方も声を掛けられて理解されたのではないかと思います。 辛い環境とは思いますがどうか乗り越えて下さいませ。   
 そして、二度と同じ過ちを繰り返さない為にも胆に命じる為にも現場の声を聞かせて下さい。現場へ協力出来ない事が歯がゆいです。
 少しでも早く口蹄疫が終焉する事を祈っております。
Commented by ハクママ at 2010-06-02 07:20 x
テレビや新聞の報道だけでは、現場の状況が伝わりません。
ある方のブログでこのブログとムッチーさんのブログを知り、
昨日、ずっと読み続けていました。
現場の状況が痛いほどわかりました。

過酷な日々のなか、ブログを書くことも辛かろうと思います。
しかし、どうぞ現場の声を発信しつづけてください。

玄海育ちさんがおっしゃっているように、
私を含め多くの方が関係者の皆さんの実情を知ることで、
遠いところで起こっていることではなく、
自分自身のこととしてこの問題を考えることができます。

命を救うことが仕事である獣医師の皆さんにとって、
本当に辛いことだろうと思いますが、
そのなかにあっても、倫理観の大切さを主張してくださった
先生に、ありがとうと申し上げます。
くれぐれもお体に気をつけてください。