パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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狂犬病予防注射シーズン到来

 今年も狂犬病予防注射の季節になりました。我が町もすでに集合注射が始まっております。
毎年のことながら大変憂鬱になりながら各会場を巡回していきます。

お金もらっているのになぜ憂鬱?    と 思われるかもしれません。
なぜか?   おしえてあげましょう!

猛獣のような狂暴犬が来るからです!

久しぶりに散歩してもらえる!と勘違いし、すっかり興奮しきって威勢の良い「猛獣わんこ」がきます。
飼い主さんも犬に引きずられるかのようにやってきます。「は~は~・・・・」息を切らして注射をして下さいとお願いされますが、会場にはたくさんの犬や人がいてさらにヒートアップ!

    誰を咬んでやろうか?!と言わんばかりに    「眼光鋭く」   「牙むき出し」

最近は狂暴な犬用に獣医師会が保定枠を作ってくれたので何とか対応できますが、それでも危険が伴います。また、この田舎でも小型犬が非常に多くなりました。ただ甘やかすだけでしつけが出来ていない犬も多いため、中型・大型犬より性質が悪く本当に大変です。

獣医は動物を扱いますが、「猛獣使い」ではありません!しつけはしっかりとお願いします。
可能であればかかり付けの動物病院を決めて、健康チェックを受けられる病院での接種をお勧めします。
犬も安心するし、人も怪我をするリスクが減ります。宮崎県では集合注射も病院での注射も費用は同じと思いますので。


インターネットを見ると日本には狂犬病がないのになぜ注射が必要なのか!
獣医の金儲けの為の注射だ!
いろいろと理由をつけて接種しなくて良いと主張する意見も多くみます。
口蹄疫でも蔓延してとんでもないことになりましたが、現在の狂犬病ワクチンは国内で発生したときのまん延防止のための対策です。口蹄疫はいくらまん延しても偶蹄類だけの問題ですみますが、狂犬病は我々人間も含め哺乳類すべての感染症です。特に人間にいたっては発症すれば治療方法もなくただ死ぬのを待つだけの恐ろしい病気です。数年前に海外で感染し日本に帰国後に発症した方が数人おられましたが、その方々はすべて亡くなっておられます。
また、狂犬病の注射がそれほど獣医の重要な収入になっているとも思えません。千頭、二千頭打てば別ですが・・・
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by pathovets | 2011-04-23 16:19 | ペット | Comments(1)
Commented by ロミエル at 2011-04-27 08:34 x
日々の業務とシーズン業務、おつかれさまです。

わが家の牛も先日"異常出産防止"などのワクチン接種をうけました。
犬さんのように、"しつけ"と、当日の飼い主(畜主)の対応が大切です。
今回も予定どおりゆかなかったようで、わが家に到着は1時間くらいずれました。
獣医さんたちは平謝りしてましたが、なぜそうなるかは最近問題の人員不足と犬さんたちとも通じる、飼い主さん(畜主)の不適切な対応も関係してると思います。
保険と似た感じで、問題がなければムダなお金?かもしれませんが、
予防は大切です。
問題が起きてから対処では手間が違います。
そのあたりの認識は難しいですね。

きのう、某保健所の記名の"犬捕獲機"というのを初めて見ました。(珍しさ、撮影してしまいました。)
住宅地にひっそりと…。

紐をはずして自由にされている飼い犬も見ます。
捕獲されるかもしれませんね。

そんな犬でも噛む時は噛みます。
でも、飼い主さんに共通するのは「うちのはおとなしいので噛まない!」。