パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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ダニの寄生

朝晩めっきり寒さを感じるようになりました。
 南国宮崎も「冬」を感じます。

春から夏の温かい時期は、ノミやダニの活動も活発で頻繁に目にします。このため、飼い主さんも春から秋口にかけては外部寄生虫の駆虫を定期的あるいは目についたときにされます。

しかし、この時期になるとほとんどの方がもうダニも活動しないだろうと思い込み駆虫がおろそかになります。数日前から狩猟が解禁になりましたが猟犬をみると冬でもダニは活発に活動していることがよくわかります。当院は比較的猟犬の来院が多いため冬場のダニの寄生は頻繁に目にします。

まったく駆虫しない方、暖かい時期だけ駆虫される方は 「バベシア症」 に要注意です。これはダニの体内に潜む病原体がダニが動物へ寄生し吸血する際に感染します。感染後は赤血球に感染し、破壊していきます。

顕著な症状は     「貧血」          です。

症状のひどいものは輸血が必要になったり、最悪の場合は死亡してしまいます。治療に使う薬も牛の薬を代替で使用することが一般的で重篤な副作用も報告されています。ダニがいないような都市部や外部寄生虫の啓蒙が進んでいるところではほとんど見られなくなった珍しい病気だと思いますが、残念ながら私の啓蒙不足もあり私の病院では年間相当数経験します。

近年はダニ駆除剤も様々な種類が販売されていますので、飼い主さんももう少し予防に心がけてください。
私ももう少し一生懸命啓蒙していきます!
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by pathovets | 2011-11-16 17:58 | ペット | Comments(0)