パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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今年もやってきた狩猟シーズン

11月15日からハンターが待ちわびた狩猟が解禁されました。
これからの時期イノシシの牙やシカの角で負傷した猟犬たちが「続々」とやってきます。
皮膚だけを切られた犬、腹壁や胸壁を切られ内臓が脱出したり腸が切れたり、胸が切れて肺が見えるもの、心臓がバクバク鼓動しているのが見えるものなど様々です。こんな大けがの時は、大概複数の犬がけがをしてきます。イノシシやシカも命がけですから!
これからの時期、当院はER並みでどの犬を一番最初に手当するべきか順位を決めます。ほとんどが即手術となりますが、中には輸血したりショックの改善が先になる犬もいます。女房と2人しかいないのでこの時期だけでも助手がいたら・・・と思います。

複数頭の犬を手術するため、長いときは10時間以上立て続けに手術することがあります。

先日は朝3時半から犬の帝王切開の緊急手術、そのまま寝ずに午前中の外来を診察して午後一番で牛の難産、帰ってきたら猟犬が4匹けがをして来院。すぐに手術開始、
肋骨が折れて胸が開いてしまっている犬、
腹壁を切られて内臓が出かかっている犬、
全身10か所くらいを切られている犬、
肩の部分を大きく切られて皮膚が垂れ下がり筋肉が大きく断裂している犬。
6時間くらいかかりました。けがの割に早く終わりました。

長い・長い1日でした。あと数年もしたら自分の体力も落ち、こんな長時間の手術に自分が耐えられなくなるのでは・・・・と不安に思う今日この頃。
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by pathovets | 2011-11-22 11:48 | ペット | Comments(0)