パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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カテゴリ:ペット( 53 )

ノドにキャベツが詰った!

数日前の夜、キャベツの芯を食べた後から「ゲ~ゲ~吐くんです」と飼う主さんから電話がありました。すぐに病院に来るようにお願いし、うちには内視鏡がないためバリウムを飲ませてレントゲン撮影しました。
胃の入り口付近に細長い「物体X」が・・・。私はキャベツの芯と聞いて、キャベツの中心にある茎?の部分だと思い込んでいました。
レントゲンに見えているのは、細長い物体!!!  何これ??? と思いながら
飼い主さんにレントゲンを見てもらいながら話をしていると、キャベツの葉の中心の固いところだと言うことが判明。「なるほど! あそこですね!」ということで物体が「与えたキャベツの芯」と断定。

さ~、内視鏡がない。なるべく手術することなく処置したい。
病院内を宝探しするように何か使えそうなものはないかな~と探したところ大型犬の麻酔で使用する長めの気管チューブがありました。この犬も大型犬だったので十分な食道の太さがありました。麻酔をかけた犬の口から気管チューブを食道に挿入しキャベツの芯を胃の中へ送り込んであげました。
その後、レントゲンで見ると食道にあったものはなくなっていました。麻酔も覚め、何事もなかったように帰ってきました。

ほっとしながら、カルテをかいて寝ることができました。

ワンちゃんたちは結構いろいろなものを丸飲みするので気を付けてくださいね。
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by pathovets | 2012-03-15 11:27 | ペット | Comments(0)

アナグマ出没

 各地で色々な野生動物が人里に下りてきて悪さをすることが問題視されています。
基本的には山野の荒廃、人工林(とりわけ杉などの植林)で野生動物の餌や棲家が失われていることが原因だと思います。最近は野生動物被害に対し田畑にネットを張り巡らせたり、莫大な助成金を使って動物を山奥に戻すような対策をとっている。どこからか「スペシャリスト」と呼ばれる講師を呼んできてあたかも野生動物を知り尽くしていますと言わんばかりの講演をして全国行脚・・・
 こんなに膨大な予算を使うほどなら、山野の整備を行ってほしい。実のなるカシ類などを植林して山に餌を確保し整備することでねぐらや生活環境も整えられる。
 いたちごっこのようなことではなく問題の根幹について対策してほしい。5~10年で十分野生動物がすむことができる森ができる。目先の対応も大切だが、もう少し中長期的な対応も必要ではなかろうか?そうすればそこに雇用も生まれるのではないか?

最近、我が家の周囲でもよくアナグマをみかける。近所のイチゴ農家の方は毎日アナグマがハウスのビニールを破って入ってきてイチゴを食べてしまうと困っていました。

我が家から山を眺めると何の目的で一山すべての木を切り倒したのか?と思う場所もあれば開墾され田畑にされていることろ・・・。こんな山には住めないでしょうね~。
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by pathovets | 2012-02-17 18:28 | ペット | Comments(0)

ごめんなさい!

年末年始は、ほとんどの動物病院が休診になります。そのため、当院にはこの時期「どこも開いていないから診てください」という電話が毎年あります。当院では年末年始診療時間を短縮して診療していますが、急患は時間外でも受付しています。

ただ、今年は前回のブログでも書いたように夜中まで(時には朝方まで)手術が立て込んでおり、急患を含め外来患者を受け入れる余裕がなく相当な件数をお断りしました。電話で可能な限り応急処置を説明したりしましたがそれでも十分ではなかったと思います。「あの時の電話の方、どうしたかな?」と考えますが・・・

お断りした方々、ごめんなさい。

こんな時のためにかかりつけの病院をしっかり見つけてください。そして、病院が休診の時はどうすればよいか、かかりつけの先生と話をしておくことも大切なことです。特に、持病をかかえたペットのオーナーさんは重要ですよ。
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by pathovets | 2012-01-06 20:22 | ペット | Comments(3)

今年もやってきた狩猟シーズン

11月15日からハンターが待ちわびた狩猟が解禁されました。
これからの時期イノシシの牙やシカの角で負傷した猟犬たちが「続々」とやってきます。
皮膚だけを切られた犬、腹壁や胸壁を切られ内臓が脱出したり腸が切れたり、胸が切れて肺が見えるもの、心臓がバクバク鼓動しているのが見えるものなど様々です。こんな大けがの時は、大概複数の犬がけがをしてきます。イノシシやシカも命がけですから!
これからの時期、当院はER並みでどの犬を一番最初に手当するべきか順位を決めます。ほとんどが即手術となりますが、中には輸血したりショックの改善が先になる犬もいます。女房と2人しかいないのでこの時期だけでも助手がいたら・・・と思います。

複数頭の犬を手術するため、長いときは10時間以上立て続けに手術することがあります。

先日は朝3時半から犬の帝王切開の緊急手術、そのまま寝ずに午前中の外来を診察して午後一番で牛の難産、帰ってきたら猟犬が4匹けがをして来院。すぐに手術開始、
肋骨が折れて胸が開いてしまっている犬、
腹壁を切られて内臓が出かかっている犬、
全身10か所くらいを切られている犬、
肩の部分を大きく切られて皮膚が垂れ下がり筋肉が大きく断裂している犬。
6時間くらいかかりました。けがの割に早く終わりました。

長い・長い1日でした。あと数年もしたら自分の体力も落ち、こんな長時間の手術に自分が耐えられなくなるのでは・・・・と不安に思う今日この頃。
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by pathovets | 2011-11-22 11:48 | ペット | Comments(0)

ダニの寄生

朝晩めっきり寒さを感じるようになりました。
 南国宮崎も「冬」を感じます。

春から夏の温かい時期は、ノミやダニの活動も活発で頻繁に目にします。このため、飼い主さんも春から秋口にかけては外部寄生虫の駆虫を定期的あるいは目についたときにされます。

しかし、この時期になるとほとんどの方がもうダニも活動しないだろうと思い込み駆虫がおろそかになります。数日前から狩猟が解禁になりましたが猟犬をみると冬でもダニは活発に活動していることがよくわかります。当院は比較的猟犬の来院が多いため冬場のダニの寄生は頻繁に目にします。

まったく駆虫しない方、暖かい時期だけ駆虫される方は 「バベシア症」 に要注意です。これはダニの体内に潜む病原体がダニが動物へ寄生し吸血する際に感染します。感染後は赤血球に感染し、破壊していきます。

顕著な症状は     「貧血」          です。

症状のひどいものは輸血が必要になったり、最悪の場合は死亡してしまいます。治療に使う薬も牛の薬を代替で使用することが一般的で重篤な副作用も報告されています。ダニがいないような都市部や外部寄生虫の啓蒙が進んでいるところではほとんど見られなくなった珍しい病気だと思いますが、残念ながら私の啓蒙不足もあり私の病院では年間相当数経験します。

近年はダニ駆除剤も様々な種類が販売されていますので、飼い主さんももう少し予防に心がけてください。
私ももう少し一生懸命啓蒙していきます!
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by pathovets | 2011-11-16 17:58 | ペット | Comments(0)

交通事故が続きました

ここ数週間、交通事故で来院する症例が多かったです。
ちょっとした外傷程度のものから重度の骨折や意識障害・・・
どの子も小型犬でした。小さい分、運転者から見にくいことや急な飛び出しが原因のようです。

交通事故で怖いのが、外傷性ショックや尿管が挫傷して数日後に容体が急変するような症例です。飼い主さんは、見た目にけががないために「大丈夫!」と判断して自宅で様子を見ることがたびたびあります。

最近の症例でも、骨盤が複雑骨折しているにも関わらず、比較的正常そうに歩行していました。おそらく小型犬で体重が軽かったためにそれほど患肢に負担がかかっていなかったのだろうと思います。それに加え非常におとなしいワンちゃんでしたので骨盤部分を触っても全く嫌がったりしませんでした。この子は受傷後、すぐに別の病院を受診したのですが、上記のようなことで外観上異常がなかったために「打撲」程度の診断を受けていたようです。しかし、受傷から翌日まで全くおしっこをしないということで当院へ受診されました。尿管の損傷はなかったのですが、骨盤骨折に加え神経にもダメージがあったのでしょう。処置後、すぐに排尿できるようになり数日後には骨盤骨折の手術を行うことができました。今は退院して元気で自宅療養中です。

飼い主さんは急な飛び出しなどしないようにしっかりリードを着用するようにしましょう!
ドライバーの皆さんは、死角や飛び出しに対処できるように安全運転で行きましょう!
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by pathovets | 2011-11-13 11:41 | ペット | Comments(0)

季節の変わり目は動物も大変

以前の冷え込みでこのまま気温が下がるのかなと思っていたが、ここ数日日中は汗が出るほど暑い。
汗かきの私は、昨日、今日はずいぶん汗をかいた。

特に、たくさん仕事をしたわけではない!!!

昨日、今日とも暑いのは「俺だけ?」と思っていたけど往診先で農家の人も”牛”も汗をかいていた。
改めて、あ、あ~暑いんだ!

犬もこの気温差でちょっと体調が悪い子が増えているようです。

気温が安定するまで特に、子犬や老犬の体調には十分気を付けてください。
ちなみに、うちのちびっ子たちは夜毛布をはいで腹だしで寝ているためハナを垂らしております・・・・
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by pathovets | 2011-10-24 18:28 | ペット | Comments(0)

ワクチン接種と健康診断

ここ数年、当院の管内での犬の伝染病の大流行はないように思います。
でも、散発的にはありますよ。

パルボウィルス感染症:非常に致死率の高い病気ですが、インターフェロンの登場で随分死亡率が低下しま               した。しかし、入院治療が必要で高額な治療費が必要になります。

他にもジステンパー、コロナ、伝染性肝炎、パラインフルエンザウィルス感染症など・・・

特に田畑が多い環境ではレプトスピラ症も重要になってきます。これも発見が遅れると非常に致死率が高い病気です。また、やっかいなことに人にも感染する「人畜共通伝染病」となっています。
当院では毎年数例の犬が発症し治療しますが、人にも感染するために治療する側も非常にリスクの高い病気で厄介です。

伝染病にかかって高い治療費を払ったり、大切なペットが死んでしまって後悔するより、しっかりと定期的なワクチン接種を行いましょう。

「狂犬病ワクチン」は大小・犬種、室内・屋外飼育関係なく全頭接種が義務つけられています。



高齢のペットは最低でも年1回の健康診断をお勧めします。
高齢だけど見た目に元気なペットに健康診断を勧めると「金儲けか?」と思われるのが嫌で
私自身もあまり強く勧めませんでしたが、このところ反省しています。悪くなって来院された時にはすでに「腎不全」「肝不全」・・・ということがあります。数か月前に別件で来られた時に健康診断をしていれば・・・・ということがあります。

何をするにしてもお金はかかりますが、上手なお金の使い方で快適なペットの飼育ができたらと思います。
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by pathovets | 2011-10-12 16:23 | ペット | Comments(2)

ウナギがミイラに・・・

うちの病院の水槽には金魚といっしょに「「ウナギ」」が住んでいます。いや、いや、住んでいました。
数年前に、お客さんが「変な魚を捕まえた」といって持ってこられました。
体長が10cmあるかないかないかのウナギでした。それ以降、金魚と一緒にペットとして飼っていました。
大きくなったら食べようと思っていましたが、体長は20cmくらいで割り箸ほどの細さしかありませんでしたので、当分はペットの予定でした。

数日前、朝病院を開けて水槽に餌を入れようと思ったところ、水槽の下に何やら黒く乾燥した棒のようなものが落ちていました。しかし、よく見ると

「干からびてミイラになったウナギ君」   でした。

たくさんの患者さんが、  わ~、ウナギがいる~~~ 、 ちょっと大きくなったね~~~
とちょっとした人気者でした。

そろそろ海に帰りたくなったのかな???  残念!
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by pathovets | 2011-08-25 13:58 | ペット | Comments(1)

熱中症

うだるような暑さが続いております。
特に先週頃から、特に暑さが厳しく体調不良で来院するペットが増えています。

昨日も、朝はやく散歩をして散歩途中に体調が悪くなり自宅で様子を見ていたようですが、一向に回復しないということで診察の依頼がありました。
体温を測ると43度まである体温計を振り切っていました。この子は、診察して30分もしないうちに亡くなりました。残念でした、早く受診してもらっていれば助けられたかもしれません。
飼い主さんは、熱中症を甘く見ていたと後悔されていました。


私も、患者さん方に熱中症に対しての情報提供不足だったことを反省しています。

早朝や夕方でもずいぶん気温が高いです。また、犬は人間より地面に近いため地面からの反射熱の影響も受けます。散歩の時間帯は各地域で十分に考慮して行いましょう。地面を手で触って、熱くないか必ず確認してください。熱中症にならなくても、肉球のやけどにつながります。

熱中症かな?と思ったら体を冷やすなどの応急処置を行い、かかりつけの病院へご相談ください。比較的、状態が落ち着いたように見えても血液の異常を示す個体もあります。

日ごろから、かかりつけ医と様々な応急処置の仕方について話しておくといざという時に慌てなくても済みますよ!
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by pathovets | 2011-08-13 12:00 | ペット | Comments(0)