パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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カテゴリ:ペット( 53 )

子どもと動物

以前に紹介しました、「スズメの卵」は4羽が孵化し二女が世話をし、なんとか1羽放鳥できました。残念ながら3羽は孵化数日で死亡しました。娘なりに野生動物の生存の難しさを実感できたと思います。また、身近にみる「たかがスズメ」でしたが、何を食べるのか?どれくらいで毛が生えそろい、どれくらいで巣立つのか・・・十分勉強したようです。学校では教わることのないことで、まだ小さいので今回の全てを理解できたわけではないでしょうが、彼女なりに何かを感じ取ったようです。


最近の子どもを見ると生きる力を失いつつあるように感じることがあります。その原因は、身の回りに物が溢れ、飽食、少子化・兄弟が少ないなどで競争力がないなど悪条件が揃っていることではないかと思います。

うちの子供も例外ではないかもしれません。もう少し自然に目を向け、自然の中で生きていく厳しさを感じて欲しいものです。幸い、当院はど田舎です。一部、山が削られ畑になったり、木が伐採されたりはしていますが、まだまだ自然に触れあう事に不自由はしません。

今後は子どもたちに動物にふれあう機会や施設を作ることが出来れば・・・と思っています。
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by pathovets | 2011-07-06 18:26 | ペット | Comments(4)

熱中症にご用心

 宮崎はここ数日晴天で非常に暑い毎日です。

ビックリするほどの連日の雨、雨、雨・・・・

雨があがったと思ったら、この暑さ。夜も寝苦しくて参っています!

数年前まで、こんな天気だと「異常気象」の言葉が踊っていましたが、最近は言いませんね。こんな天気が当たり前になってきたと言うことですかね~?

動物も同じでここ数日、熱中症を疑う症例が多く見られました。重傷のワンちゃんもおりましたが、すべて数日のうちに回復しました。
やはり鼻が短い犬種(パグ、フレンチブルドック、チワワなど)が多いようですね。
室温のコントロールで十分対応できますが、今年のように「節電・節電・・・」となると本格的な夏を迎えると例年以上に熱中症が多くなるのかもしれません。

飼い主の皆さん注意深く観察しましょうね
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by pathovets | 2011-06-25 16:29 | ペット | Comments(0)

これは何の卵???

 1週間前にすずめの卵が4つ保護されました。
保護したときにすでに抱卵されていたのか、もう少し卵を産んでから・・・だったのか分かりませんでしたが、とりあえず孵卵器に入れてみました。

スズメの卵はウズラの卵と同じような模様で大きさはウズラの卵の1/2~1/3くらいです。随分小さいな~と思いますが、スズメの大きさを考えると「こんなに大きな卵を産むのか!」と驚きます。

どれくらいで孵化するかもわかりませんでしたが7日目、写真のように孵化していました。
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雛はまるで「妖怪」のようです。まったく毛が生えておらず、目も開いていません。ただ眼球の部分がピンクの皮膚の下に黒々としています。未熟な状態で生れてくるんですね~~~。
おなかは、プックリふくれほとんど仰向けで寝ています。

2日にかけ4個とも孵化しました。これ以降は、小学校2年生の娘が世話をするということなので任せました。せっせと毎日世話をしています。随分未熟なので大変だと思います。がんばれ!
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by pathovets | 2011-05-26 16:33 | ペット | Comments(2)

珍獣

 ここ数年、この田舎でも 「珍獣」 の診療があります。
治療目的での来院、マイクロチップの挿入依頼、飼育方法に関する相談・・・いろいろな目的で来院されます。私も ”珍獣” に興味ありますが飼育までは考えていません。
珍獣たちが来るとワクワクします。

それなりに知識を得て飼育される方もいる反面、購入した後で相談に来られる方も少なからずおられます。これは珍獣に限らず犬、猫、小鳥、ウサギ・・・など全ての動物に共通しますが、飼育方法を十分理解しその生態を理解して飼いはじめてほしいものです。

身近なものにウサギがあります。「ウサギの飼い方」などのマニュアル本を見ると餌はウサギ用のペレットをあげましょうと書かれています。これは都会で身近に草のない環境の場合です。理想は野山の雑草、あぜ草です。
飼い主さんにこのことを言うと「そこらへんの草でいいんですか!」とほとんどの方がビックリされます。

私の返事は決まって「野うさぎが山の中でウサギ用のペレットを食べていると言う話を聞いたり、見たりしたことがありますか?」です。

みなさん「そういわれてみれば・・・」と納得されます。

どんな動物でも自然に生きている姿に近づけてあげることが上手な飼いかただと思います。
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by pathovets | 2011-05-13 19:01 | ペット | Comments(0)

狂犬病予防注射シーズン到来

 今年も狂犬病予防注射の季節になりました。我が町もすでに集合注射が始まっております。
毎年のことながら大変憂鬱になりながら各会場を巡回していきます。

お金もらっているのになぜ憂鬱?    と 思われるかもしれません。
なぜか?   おしえてあげましょう!

猛獣のような狂暴犬が来るからです!

久しぶりに散歩してもらえる!と勘違いし、すっかり興奮しきって威勢の良い「猛獣わんこ」がきます。
飼い主さんも犬に引きずられるかのようにやってきます。「は~は~・・・・」息を切らして注射をして下さいとお願いされますが、会場にはたくさんの犬や人がいてさらにヒートアップ!

    誰を咬んでやろうか?!と言わんばかりに    「眼光鋭く」   「牙むき出し」

最近は狂暴な犬用に獣医師会が保定枠を作ってくれたので何とか対応できますが、それでも危険が伴います。また、この田舎でも小型犬が非常に多くなりました。ただ甘やかすだけでしつけが出来ていない犬も多いため、中型・大型犬より性質が悪く本当に大変です。

獣医は動物を扱いますが、「猛獣使い」ではありません!しつけはしっかりとお願いします。
可能であればかかり付けの動物病院を決めて、健康チェックを受けられる病院での接種をお勧めします。
犬も安心するし、人も怪我をするリスクが減ります。宮崎県では集合注射も病院での注射も費用は同じと思いますので。


インターネットを見ると日本には狂犬病がないのになぜ注射が必要なのか!
獣医の金儲けの為の注射だ!
いろいろと理由をつけて接種しなくて良いと主張する意見も多くみます。
口蹄疫でも蔓延してとんでもないことになりましたが、現在の狂犬病ワクチンは国内で発生したときのまん延防止のための対策です。口蹄疫はいくらまん延しても偶蹄類だけの問題ですみますが、狂犬病は我々人間も含め哺乳類すべての感染症です。特に人間にいたっては発症すれば治療方法もなくただ死ぬのを待つだけの恐ろしい病気です。数年前に海外で感染し日本に帰国後に発症した方が数人おられましたが、その方々はすべて亡くなっておられます。
また、狂犬病の注射がそれほど獣医の重要な収入になっているとも思えません。千頭、二千頭打てば別ですが・・・
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by pathovets | 2011-04-23 16:19 | ペット | Comments(1)

マイクロチップを装着しよう!

マイクロチップ???
 と思われる方も多いのではないでしょうか。

マイクロチップとは直径2mm、長さ13mmの強化ガラスに包まれた個体識別装置です。これを国際的に定められたルールにそって動物種ごとに特定の場所(皮膚の下)に埋め込むものです。

このマイクロチップには
      「世界で1つの固有の番号」
               が与えられています。ですから、この番号で個体識別が可能になるわけです。

「埋め込む」といっても大掛かりな処置ではありません。少し大きめの注射針の中に上記のマイクロチップが入れられており、普通に注射をする要領で皮下に押し出すだけです。ほとんど出血もなく治療での注射や予防注射となんら変わりなく動物もじっとしています。

これがなんで重要か・・・・。16年前の阪神・淡路大震災時には多くのペットが迷子になりました。今回の東日本大震災でも同じことが起っています。阪神淡路大震災以降、兵庫県や関西圏でのマイクロチップの装着率が非常に高くなったそうです。
こういった災害時以外でも、単一色(真っ白、真っ黒など)の個体の場合はなかなか客観的な個体識別ができません。悪質な例をあげれば、ドックショーに連れて行ってちょっとした隙に盗まれた!ということも聞いたことがあります。同じ犬種が多数集まっているので大きさや色が似かよって首輪やハーネスを変ええられたら判別が難しくなる例があるようです。

是非、この機会にマイクロチップを装着してみてはどうでしょうか?

当面、当院では装着料の一部を、今回の震災の義援金にあてることにしました。
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by pathovets | 2011-04-08 21:33 | ペット | Comments(0)

食いしん坊が裏目に!

先週

犬が釣り針を飲み込んでしまった!

と飼い主さんが慌ててワンコと一緒に来院されました。
どうやら飼い主さんが「鯉」を釣るために用意した仕掛けを「コイ」が食べる前に


  ”食いしん坊ワンコ” 


が丸呑みしたようでした。
ワンコは来院時、元気そのもので「なぜ、自分はこんなところに連れてこられたんだろう????」と言う感じでした。
確認のためレントゲンを撮ってみました。
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胃の中にしっかり写っていました。私も子どものときによく使ったことのある針で5~6本が束ねられた針でした。その日のうちに胃を切開して取り出しました。2本は胃の粘膜に引っかかり、1本は胃壁を貫通していました。手術前は何しに連れてこられたのか?と言う顔つきでしたが、さすがに翌日の半日程度はすっかり「病人」の顔つきでした。
24時間の絶食で点滴を維持し、その後流動食を与えましたが、さすが「食いしん坊」だけあって流動食だけでは物足りないらしく盛んにおねだりしていました。
1週間で元気に退院していきました。
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by pathovets | 2011-03-01 22:28 | ペット | Comments(1)

猫のお尻からにょろにょろ・・・・

 昨日、猫の去勢手術をしました。特に珍しい手術でもなく動物病院では日常的に行われる手術の1つだと思います。
 無事、手術も終わり猫を入院ケージに戻そうとしたところ、お尻から何かが落ちました。何かな???と思いつつ「落下物」に目をやると白い米粒のような塊でした。
  
よくみると1つ1つの”米粒”がにょろにょろと四方八方へ動いていきます!
「瓜実条虫」という寄生虫でした。犬では、そうめんの様な「回虫」がゴルフボール大の塊として出てくるのをたまに見ますが、猫の寄生虫では”初体験”でした。

駆虫剤をつけましたが、数日後にはまた塊のように出てくるんだろうな~~~。
にょろにょろ!     にょろにょろ!     にょろにょろ!     にょろにょろ!

昨日のことですが、身震いしながら書いています!
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by pathovets | 2011-02-17 13:59 | ペット | Comments(3)

にゃんこのおしっこが出ない

南国宮崎も最近は肌寒くなってきました。
この季節になると多くなるのが

「猫がトイレに何回もいく」

「ずっとトイレにいる」


といった電話です。もともと砂漠地帯が原産の猫は水を飲む量が少なく、濃いおしいこを出す習性があります。
寒くなると私達も水(冷たいもの)を飲む量が減ります。私たちは寒い時期には温かい飲み物を飲みますが、ペットの多くは年中水道から出てくる冷たい水を与えられています。こうしたことで飲水量が減るとさらにおしっこが濃縮されます。このことによって膀胱内に結石ができたり膀胱炎になったりして

・おしっこがでなくなる
・何回もトイレに行く
・トイレでいきむ
・症状が進むと嘔吐や食欲不振・・・
となっていきます。

冬場は特におしっこチェックをお忘れなく!猫砂で簡単におしっこの性状が分かるものもあります。かかり付けの獣医さんに相談してみてください。
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by pathovets | 2010-11-04 11:11 | ペット | Comments(3)

集合注射による咬傷事故

 数日前に「犬が咬まれたので診てください」と飼い主さんから電話がありました。数十分後に来院されました。
 犬は非常に緊張し小刻みに震えていました。気の小さい犬は病院へ来るだけで緊張し、診察台に載せられるとさらに緊張します。気性の荒い犬でも診察台に載ると大人しくなる場合があるのである意味いい面でもあるのですが・・・、極度の緊張はあまりよくないですよね!

 さて、咬まれた犬は太ももの内側の皮膚が500円玉くらいの大きさで皮膚が裂けていました。外側は牙が刺さった痕が残っていました。怪我の経緯を飼い主さんに聞いたところ、狂犬病の集合注射の会場で他の犬に咬まれたとの事でした。さらに、飼い主さんが手に包帯をしていたので怪我の理由を聞いたら、咬まれた自分の犬を引き離していたら、パニックになった自分の犬が咬み付いたそうです。咬んだ犬は近所の方の犬。田舎では近所付き合いなどで大事にはなりませんが、毎年大小の事故があったり危険な場面に遭遇します。

今年は役場の方に特に咬傷事故防止のために新しい看板を設置していただきました。迅速に対応していただいた役場には感謝しますが、やはり飼い主のモラルに問いかけるしかないのが現状のようです。

まだ、接種がお済でない方はかかりつけの動物病院で!
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by pathovets | 2010-10-12 21:17 | ペット | Comments(2)