パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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自主的検証会とプライベートセミナー再開

先週、牛の生産者の皆さに集まっていただき口蹄疫に関して検証会を行いました。私が日頃往診でお世話になっている皆さん方です。

・口蹄疫発生前の日常の衛生管理はどうだったのか?

・発生の最中のあれこれ

・終息してから、今後どうするか

皆さんが思い思いのことを語り、自己反省と今後の飼育管理について討議しました。その上で、行政や畜産関係組織がどう動くべきだったのか(どう動いて欲しかったのか)、今後どうして欲しいかなどについても話しました。
生産者自らが自分たちの行動をしっかり検証したことは今後復興する上で最も重要であり、それを認識し行政等が示した指針に沿って畜産活動を行うことはしっかりした目的意識を持つきっかけになることと思います。
今回の検証の結果をまとめ、町の復興対策協議会の参考資料にしていただきたいと考えています。



検証会終了後、口蹄疫で半年あまり中断していたプライベートセミナーを再開しました。
毎回、テーマを決めてそれに見合った講師をお招きして講演していただきます。

私の勉強会の特徴は、講演後と講演と同じ時間をディスカッションの時間にあてる事です。

ただ黙って人の話を聞くだけではなく、自分の意見を一言でもいいからしゃべって帰っていただくようにしています。私の町は田舎ですので無口、恥ずかしがりや・・・の方が多いですが、ディスカッショの時間は講師、獣医師、生産者の立場は関係なく皆が同じ立場で、若者もベテランも対等に話が出来る環境を作っています。

ちなみに今回の勉強会は「消毒」についてでした。また、車両のゲート型消毒装置のデモンストレーションもしていただき好評でした。
今回も非常にいい時間が過ごせました。
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by pathovets | 2010-10-25 20:20 | 口蹄疫 | Comments(6)

集合注射による咬傷事故

 数日前に「犬が咬まれたので診てください」と飼い主さんから電話がありました。数十分後に来院されました。
 犬は非常に緊張し小刻みに震えていました。気の小さい犬は病院へ来るだけで緊張し、診察台に載せられるとさらに緊張します。気性の荒い犬でも診察台に載ると大人しくなる場合があるのである意味いい面でもあるのですが・・・、極度の緊張はあまりよくないですよね!

 さて、咬まれた犬は太ももの内側の皮膚が500円玉くらいの大きさで皮膚が裂けていました。外側は牙が刺さった痕が残っていました。怪我の経緯を飼い主さんに聞いたところ、狂犬病の集合注射の会場で他の犬に咬まれたとの事でした。さらに、飼い主さんが手に包帯をしていたので怪我の理由を聞いたら、咬まれた自分の犬を引き離していたら、パニックになった自分の犬が咬み付いたそうです。咬んだ犬は近所の方の犬。田舎では近所付き合いなどで大事にはなりませんが、毎年大小の事故があったり危険な場面に遭遇します。

今年は役場の方に特に咬傷事故防止のために新しい看板を設置していただきました。迅速に対応していただいた役場には感謝しますが、やはり飼い主のモラルに問いかけるしかないのが現状のようです。

まだ、接種がお済でない方はかかりつけの動物病院で!
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by pathovets | 2010-10-12 21:17 | ペット | Comments(2)

ほのぼのと・・・

昨日、心臓病でずっと薬を飲んでいるワンちゃんが定期健診に来ました。この子は飼い主さんがしっかり投薬されていますので、症状は比較的落ち着いて維持できています。こんな子はいい飼い主さんに飼われて幸せだなと思います。

飼い主さんが帰り際に、「牛をみました!」とニコニコ。
多分、これまでは牛がいることが当たり前の光景だったのだろうと思います。それが一変して家畜が1頭もいなくなって、いままでの光景も変わって見えていたのでしょうね。
確かにずっと「あったもの」、「いたもの」が突然なくなったら違和感がありますよね。

少しずつ元の光景が戻りつつあるようです。
また、それに伴って人の心も少しずつ和らいでくるのだと思いました。
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by pathovets | 2010-10-08 10:37 | 口蹄疫 | Comments(3)