パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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フクロウがやって来た!

 昨日、ある施設の庭に「フクロウ」が怪我をして動けなくなっているということで施設職員の方が保護して病院まで運んできてくれました。
 ダンボールに入れて連れてこられましたが、弱っているのかショックなのか抵抗することもなく取り出すことが出来ました。
診察によって左の羽に切り傷があり、だら~とぶら下がっている状態であることが判明しました。ショックもありましたが、ショックを緩和する注射をする方がストレスが大きいと考え少し落ち着かせるために左翼だけ固定してケージを暗くして安静にしておきました。1時間ごとにこっそり観察して様子を見ていましたが、時間を追うごとに元気が出来てきました。うずくまっていたのが、動き回るようになり比較的落ち着いたところでレントゲン撮影を行いました。骨折や脱臼もなく打撲とそれに伴う神経の損傷と診断しました。

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一晩翼を固定し、翌朝外してあげました。随分、翼を上げられるようになっていました。夕方、庭のケヤキに群がっているセミを10匹程度捕まえ、羽を切って餌箱に入れておきました。朝にはきれに完食!水もたくさん飲んでいました。
昨日までは、人を見ると「カッチ、カッチ」と口を鳴らして威嚇していたのが、今日は随分威嚇が減りました。今日も台風の影響で大雨でしたが、雨が弱くなったときを見計らって明日の分もと思い数十匹セミを捕まえました。

この光景を見た人は「台風のさなか中年のおっさんが虫かご持ってセミ取り!!!」と思ったかも・・・。
明後日からは、娘が撮ってくれることになりました!
よかった! よかった!

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by pathovets | 2011-07-18 21:29 | 動物病院について | Comments(2)

畜産再開なかなか進まず

昨年の悪夢のような口蹄疫の殺処分から1年が過ぎました。殺処分終了直後にはあるアンケートで8割の農家が再開の意思を示していました。

しかし、1年を過ぎた今どのくらいの生産者が再開したのか?

児湯郡全体は把握していないが、私の住んでいる川南町は
牛では戸数で51%(頭数で25%)
豚では戸数で42%(頭数で9%)である。
これは5月末の集計だ。今は若干増えているかもしれない。

それにしても再開が進んでいない。今月1日に生産者を対象にパネルディスカッションが行われた。その中でなぜ再開が進まないのか?について行政・JA・獣医・生産者の立場から意見が出された。いくつかの要因が複雑に絡んでいるように思えた。再開を効率よく行っていくには一筋縄ではいかないだろう。

再開にあたって「病気のないクリーンな地域」を目指していくつかの取り組みが行われている。

豚では、早速その効果がでているようだ。

牛でも特定疾病を持たない地域作りを目指した取り組みが提唱されている。
あくまでも個人的な印象だが、生産者を置き去りにした行政からの対策提示のように思える。生産者の間でも混乱が見られている。

メリットとデメリットを十分に説明し、生産者が納得した形で取り組んでいただきたいと思う。
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by pathovets | 2011-07-11 19:00 | 口蹄疫 | Comments(0)

子どもと動物

以前に紹介しました、「スズメの卵」は4羽が孵化し二女が世話をし、なんとか1羽放鳥できました。残念ながら3羽は孵化数日で死亡しました。娘なりに野生動物の生存の難しさを実感できたと思います。また、身近にみる「たかがスズメ」でしたが、何を食べるのか?どれくらいで毛が生えそろい、どれくらいで巣立つのか・・・十分勉強したようです。学校では教わることのないことで、まだ小さいので今回の全てを理解できたわけではないでしょうが、彼女なりに何かを感じ取ったようです。


最近の子どもを見ると生きる力を失いつつあるように感じることがあります。その原因は、身の回りに物が溢れ、飽食、少子化・兄弟が少ないなどで競争力がないなど悪条件が揃っていることではないかと思います。

うちの子供も例外ではないかもしれません。もう少し自然に目を向け、自然の中で生きていく厳しさを感じて欲しいものです。幸い、当院はど田舎です。一部、山が削られ畑になったり、木が伐採されたりはしていますが、まだまだ自然に触れあう事に不自由はしません。

今後は子どもたちに動物にふれあう機会や施設を作ることが出来れば・・・と思っています。
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by pathovets | 2011-07-06 18:26 | ペット | Comments(4)