パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

pathovets.exblog.jp
ブログトップ

<   2017年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧

牛でのワクチンの効果は絶大

南国宮崎も連日寒い日が続いています。バケツの水が氷ったり霜柱が畑一面にという状況です。この時期は家畜も風邪が多くなります。
うちに出入りされる動物薬ディーラーさんも「寒くなってきたので病気が多いようですね」と話をされます。
ただ、私が診ている農場のほとんどが母牛に対して呼吸器病と下痢のワクチンを実施しております。これは私が開業した13年前から畜主さんに予防獣医学について根気強く呼びかけ5年目から数件の農場がワクチン接種を開始しました。私自身も驚くほど顕著な効果が見られるようになり、より積極的にワクチネーションを勧め多くの飼い主さんの意欲のおかげで現在は約7割の方が実施されています。おかげで病気の発症が著しく減少し、獣医の診察を受けなければいけない個体が激減しました。診療が必要な個体も数回の治療でよくなるようになりました。飼い主さんは病気が無いことで子牛の発育・価格がよく費用対効果に優れていることを実感されています。獣医師の私からすると診療費(つまり儲け)が減りますが、この厳しい農業経営を考えると自分の診ている農家の経営が向上し淘汰されることなく生き延びる農家が増えれば儲けは少なくても将来的に仕事は持続すると考えています。何より、病気をこじらせて何日も治療しながら何をやっても治らないというストレスからの解放が何よりです!

[PR]
by pathovets | 2017-01-22 09:19 | 家畜 | Comments(0)

海外渡航の予定のある飼い主さんへ

新年を迎えいよいよ新しい年のスタートです。年の変わり目や年度変わりで仕事等の関係で海外へ渡航される方も多いようです。
旅行と違って引っ越しや種々の手続きで大変だと思いますが、ペットを一緒に連れて行かれる方はもっと大変です。十分な余裕をもって準備されることをお勧めします。
現在、当院でも海外渡航の案件を3件抱えておりますが、渡航先の国によって準備が全く違います。マイクロチップの装着、伝染病ワクチン接種、狂犬病ワクチンの接種と抗体価の確認、内部寄生虫の駆虫、外部寄生虫の駆虫、健康診断書の作成、各種予防関係の証明書の作成等本当に煩雑です。国によっては使用する薬剤が指定されている国も多く病院で普段使っていない薬剤だとそのためだけに購入したりと飼い主さんも病院も大変です。各種の証明書の作成等もそれぞれの大使館や当局へメールしてもなかなか返事が来ないことも多くあります。ぎりぎりに渡航が決まる場合は仕方ありませんが、前もってわかっている場合は是非お早目の準備をお勧めします。

[PR]
by pathovets | 2017-01-04 17:51 | ペット | Comments(0)