皆さん、大変ご無沙汰しております。ここ最近まったく投稿していないことを案じたくさんの方からご心配を頂きました。骨折の手はいまだ治っていませんが、痛みがなくなったので私なりに「完治」としたところです。
私がなぜ投稿やコメントを控えたのか? 面倒だから!というのではありません。
いくつかの理由がありました。
・あまりに多くのコメントに対応しきれなくなりました。専門性を持った方、噂話や冷静さを失った感情的な方、個人攻撃する方・・・ためになるコメントが大半でしたが、そうでないコメントも目立ち始めました。私自身も冷静にコメントできなくなりそうで、冷静なうちに中止しました。
・骨折して固定していたためにキーボード操作が出来ませんでした。
・私自身が精神的に「口蹄疫」について考えたくなかったからです。殺処分中、殺処分直後は比較的冷静に「口蹄疫」について考えることが出来ました。しかし、家畜が皆無になった町を見ると日を追うごとに自分が何千頭もの牛を殺した事実を改めて感じるようになり罪悪感に苛まれ、鮮明に殺処分の現場がフラッシュバックする等など、これがPTSDか?と思う今日この頃です。何千もの牛の命を奪ったことはこれから私が一生背負っていくべき重い十字架であり、生涯消え去ることのない事実なのです。この経験を私が畜産にどのように活かしていけるのか?活かしていくべきか!を常々考えているところです。
今は、しっかりと今回の事件を検証して、それをもとに復興に役立てるべきところですが私は、すでに用済みのようで時折、疫学調査で意見を求められる程度です。
こんな事が理由でした。
先日、ある生産者の方と話をしました。県や町独自の検証や復興にも関して、一部の生産者代表がメンバーとして入っているが自分たちの意見を吸い上げてくれる場がない。ごく一部のメンバーによって今後のことが決められようとしていることに不安を感じる。他にも色々と言いたいことがあるようでした。他にも同じようにいいたいことがある方がたくさんいます。本当に皆が納得できる復興プランができるのか????