口蹄疫以降、この地域ではクリーンな養豚を維持する試みがなされています。豚オーエスキー病とPRRSの陰性の個体だけを導入し、飼育するというものです。このため、導入後3週以降に採血し、再度検査しています。
恥ずかしい話ですが、口蹄疫前までは豚の採血はしたことがなく何をどうやるのかさえ分かりませんでした。家畜保健所の方々にずっとやってもらうのも気が引けたので、今年の夏ごろ家畜保健所の方に採血方法を教えていただきました。牛のように保定してじっとしているわけでもなく、血管が見えたり触れたりするわけでもなく・・・・、おまけに耳元で「ギー、ギー」と泣き叫ばれて大変でした。さすが家保の先生はほぼ一発で血管に針を刺していきます。私も教えてもらいながらなんとなくこのへんかな?と刺しますが、まったく採血できませんでした。首からも尻尾からも・・・
これではいかん!と、さっそく翌日、屠場にお願いして短い尻尾と長い尻尾をそれぞれ10本くらいずつわけてもらいました。病院ですべての尻尾を切り開いて血管の走行を確認し、血管の走行を確認できました。
「勉強」の甲斐あってうそのように尻尾からも首からも次々と採血できるようになりました。
何事も「勉強」が大事ですね!
明日も採血、頑張ろう!