パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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もうすぐ2年

2年前の今頃は目に見ぬ口蹄疫ウイルスが蔓延していた時期です。真実は語られぬままのようですが・・・。

経営再開した農家は約半数。農家の方も畜産に関わる我々も収入の激減で大変な日々です。そのような中でも、生産者は衛生管理を徹底しています。現場を知らない「専門家の先生方」からすればあれも不備、これも不備と言われるかもしれませんが・・・

そもそも島国である日本、空港や港湾での水際対策がどれほど重要で有益か容易に想像できます。しかし、日本の場合は末端の生産者にあらゆる対策を求めすぎるように感じます。もう少し国レベルでの防疫をしっかりしてほしいとおもいます。

地元の生産者は本当にしっかり衛生管理をしています。これがあまり県外の方には理解されていないようです。先日、山羊を譲っていただこうと思い県外の方に打診しました。「宮崎」には譲れないという返事でした。非常に残念でたまりませんでした。
口蹄疫で偶蹄類がいなくなったこの地域、経営が再開されても農場に簡単に立ち入ることもできなくなりました。これまで学校や保育所の子供たちが牛を見に近くの農場に出かけたりして触れ合う機会がいくらでもありました。しかし、口蹄疫以降、それもできなくなりました。ペットとして山羊を飼いはじめた人も見ません。子供たちにとっても影響が大きいことを改めて感じました。
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by pathovets | 2012-04-03 22:59 | 口蹄疫 | Comments(2)
Commented by MIC at 2012-04-28 23:03 x
お久しぶりです、えびののMICです。

まさしく先生の言われる通りで、もっと国レベルで防疫を何故しないのか疑問符です!

私も酪農家ですが、正直農家レベルの防疫は『しないよりマシ』くらいにしか思いません!

近頃では補助金を使って立派な消毒ゲートを設備する農家も増えてきましたが、『こんなものだれが一番得をしているんだ?』と首を傾げます。一旦潜入されれば、試験場がいの一番にやられたように現場レベルの防疫ではどうしようもないのは学習したんじゃあないんですかね~~。お偉いさん達は!
Commented by pathovets at 2012-05-13 18:23
コメントが遅くなりました。私は口蹄疫の最中一番感じたのは、非常事態になった時に国も含め行政や関係機関はあまりあてにできなということでした。関係者には失礼な言い方になりますが・・・。でもこれが現実で東日本の震災の時にもそうだったように思えます。ですから、私は今経営を再開した農家の方には「誰もあてにできないから自分のことは自分で守ってください」と言っています。もうこの国には、あれもこれも補償できる財源はないはずです。だからこそ、国境を超えないように国にはしっかりしてほしいですね。