皮膚病のセカンドオピニオン

ようやく梅雨明けしましたが、台風でまだジメジメした日が続いています。

年間でもこの時期が皮膚病の多くなる時期で悪化する時期です。当院では皮膚科に力を入れていることもあり年間通じでセカンドオピニオンや転院される患者さんが多く見かけられます。

ここで非常にビックリするのは、同じ薬を3～4年飲み続けているというケースが非常に多いということです。特定の動物病院で行われていることもわかっています。先月は、6年間同じ薬を飲み続けているという患者さんが来られました。3年でも腰を抜かすほどですが、6年となると声も出ないくらいビックリです。もちろんこれだけ長く投薬していれば薬の副反応と思われる事象がいくつか見られました。

当然、飼い主さんはその動物病院をかかりつけとして獣医の言うことを信じて治療を続けているのだと思います。しかし、ペットから自身に置き換えて考えてみましょう。自分の皮膚に病気ができ同じ病院で3年も同じ薬を飲み続けるでしょうか？

途中でおかしいな、別の病院に行ってみようか、他の人に相談してみようか・・・きっとそうなると思います。

ペットも同じで、数か月、半年（原因にもよりますが）なんて飲み続けたりすることはほぼありません。

長期にわたって薬を飲み続けている飼い主さんは冷静に考え、セカンドオピニオンを検討してはどうでしょうか？