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パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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2010年 06月 09日 ( 1 )

あれも、これも、特別措置・・・

 口蹄疫が発生して様々な法律のもとで規制されてきました。その中でも、メディアに大きく取り上げられた「種牛問題」。本来は発症すれば例外なく同一農場の動物は、全頭殺処分されてきました。しかし、「特別措置」ということで5頭の種牛は守られました。最近では、あまり報道されませんが緩衝地帯を作る目的で早期出荷とワクチン接種による殺処分の対応がとられました。ワクチン接種後の殺処分は、まだ始まったばかりですが・・・。この緩衝地帯においても母牛と母豚は残してよいという「特別措置」がとられました。
 これらの「特別措置」は再開においての重要なポイントになるのは間違いないことです。種牛が残っていることである程度は系統が維持できますし、その種牛から次世代の優秀な種牛の造成も十分期待できます。また、母牛と母豚が残ることですぐにでも種付けが再開できますし、長年かかって作られた母方の系統も守られるわけですから。
 これは非常に危険な賭けで、結果よければ・・・ということです。しかし、これまで例外なく殺処分を受けざるを得なかった農家との公平性、まだ感染動物の見られていない地域への感染防御という面から考えると疑問が残る措置ではないか?と考えます。
 生産者に対する”情”を考えると一言で片付けることは困難ですが・・・、他に飛び火しないことを願うばかりです。
by pathovets | 2010-06-09 23:11 | 口蹄疫 | Comments(2)