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パソベッツこじま 大動物診療部 in 川南町

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2010年 06月 13日 ( 1 )

梅雨入り  ~自然との調和~

 例年より遅い梅雨入りです。
 私の嫌いなうっとうしくて、じめじめした時期がしばらく続きそうです。
ここ最近スピードアップして先が見えてきた感染動物の殺処分も、この雨の影響で少し停滞しそうな雰囲気です。既に明日の殺処分は中止の連絡がありました。
 今回の事態で川南町内の全域と言っていいくらい各所に埋却用の穴が掘られました。しかし、結構な割合で水が湧いてきて埋却地として使えない場所がありました。
 殺処分が進まない要因は、単なるマンパワーだけではない。ここでも自然の厳しさを感じさせられた気がします。

 私たちは自然の中で暮らしていかなければいけないのです。ヒトも他の生物同様に自然によって生かされています。他の地域の実情はわかりませんので川南町だけに限っての話ですが・・・。これまでのあまりに大型化、工業化された畜産は見直さなければいけないのではないでしょうか?昔ながらの牛飼いに立ち戻っては?と本気で考えております。

 畜産農家の方々からすれば「素人がバカなことをいうな!」と言われるかも知れません。しかし、この狭い土地であまりに飼養頭数が多すぎないでしょうか?確かに牛舎・豚舎にすし詰めにすれば可能かもしれません。でも、「国産黒毛和牛」を考えてください。確かに国内で繁殖されて誕生した牛です。しかし、離乳後からほとんどが輸入物の濃厚飼料と粗飼料の給与により”肉”として販売されます。
これって本当に国産?????
生まれたのが日本だったら餌は輸入物でもOK???

 しばらく先のことになるでしょうが、多くの農家が再建すると思います。その再建までの間、せめて

          粗飼料の完全自給についてのシステム

を作り上げて再建すべきと考えています。皆の意見・アイデアを集約すれば可能だと思います。農家、行政(ここでは川南町役場)、獣医、農協(本当に農家のために動いてくれるのなら)が一丸となってやるべきです。

これは理想論といわれるかもしれませんが、これを期に

少数飼育で質の高い「真の国産」を目指して自然と調和した畜産を提案します!

これが1つのブランドにもなるのではないでしょうか!
by pathovets | 2010-06-13 21:38 | 口蹄疫 | Comments(11)