先週、牛の生産者の皆さに集まっていただき口蹄疫に関して検証会を行いました。私が日頃往診でお世話になっている皆さん方です。
・口蹄疫発生前の日常の衛生管理はどうだったのか?
・発生の最中のあれこれ
・終息してから、今後どうするか
皆さんが思い思いのことを語り、自己反省と今後の飼育管理について討議しました。その上で、行政や畜産関係組織がどう動くべきだったのか(どう動いて欲しかったのか)、今後どうして欲しいかなどについても話しました。
生産者自らが自分たちの行動をしっかり検証したことは今後復興する上で最も重要であり、それを認識し行政等が示した指針に沿って畜産活動を行うことはしっかりした目的意識を持つきっかけになることと思います。
今回の検証の結果をまとめ、町の復興対策協議会の参考資料にしていただきたいと考えています。
検証会終了後、口蹄疫で半年あまり中断していたプライベートセミナーを再開しました。
毎回、テーマを決めてそれに見合った講師をお招きして講演していただきます。
私の勉強会の特徴は、講演後と講演と同じ時間をディスカッションの時間にあてる事です。
ただ黙って人の話を聞くだけではなく、自分の意見を一言でもいいからしゃべって帰っていただくようにしています。私の町は田舎ですので無口、恥ずかしがりや・・・の方が多いですが、ディスカッショの時間は講師、獣医師、生産者の立場は関係なく皆が同じ立場で、若者もベテランも対等に話が出来る環境を作っています。
ちなみに今回の勉強会は「消毒」についてでした。また、車両のゲート型消毒装置のデモンストレーションもしていただき好評でした。
今回も非常にいい時間が過ごせました。